うつ病は、脳のエネルギーが不足した状態です。
脳は水分を除くと約40%がたんぱく質、残り約60%が脂質でできています。脂質の内訳は約50%がコレステロール、約25%が魚油やエゴマなど植物油に含まれるオメガ3脂肪酸です。
脳はたくさんのコレステロールからできてるなんて意外
これらを含む食べ物が、脳にとって最適なエネルギー源です。中でも、卵は脳に必要な栄養素をすべて含んでいる優秀なうつぬけ食材と言えるでしょう。心身のリラックス効果があるセロトニンを作るたんぱく質であるトリプトファンも含まれています。
かつて、コレステロールは体に悪いと考えられていました。ウサギにコレステロールを投与した実験の結果、動脈硬化が発症したことが発端です。
ですが、そもそもウサギは草食動物なので、コレステロールを分解できません。コレステロールを豊富に含む卵が悪者になったのは、このような誤解からきているんですね。近年では、コレステロール値が低いと、抑うつ度が高くなるという研究結果が報告されています。
ウサギは昔から草食動物よ!
ボクには卵効果あるかな?
脳の栄養としてもパーフェクトで、お財布にもやさしい卵。でも、手の込んだ卵料理を作る気力はないし…という方も安心してくださいね。美味しく、かんたんにできるレシピをご紹介します。
エッグトースト
バタバタ忙しい朝でもかんたんにできる、エッグトーストです。マヨネーズでふちをぐるっと囲むので、生卵ものせられますよ。
材料(1人分)
- 食パン
- 1枚
- 卵
- 1個
- マヨネーズ
- 適量
作り方
- 食パンのふちの内側にマヨネーズをしぼる。
- マヨネーズの内側に卵を割り入れる。
- 2をアルミホイルにのせて、卵がお好みの固さになるまでオーブントースターで焼く。
ポイント
マヨネーズは、小さじ4杯が目安です。オーブントースターの加熱時間は様子をみて調節しましょう。お好みで黒コショウをふってもOKです。
マヨネーズをぐるっと土手のようにしぼってね
卵かけご飯
とってもかんたんで美味しい、昔ながらの卵かけごはんです。お仕事帰りで疲れている夕食にぜひ。
材料(1人分)
- ご飯
- お茶わん1杯
- 卵
- 1個
- かつお節
- お好みで好きなだけ
- しょう油
- 適量
作り方
あたたかいご飯に、かつお節・卵・しょう油をかけるだけ。しょう油の代わりに、めんつゆでもOKです。
ポイント
かつお節は多めがおすすめ。かつお節にもトリプトファンが含まれています。
毎日の食事を変えると、脳も変わってきます。心とからだの健康のために、美味しくかんたんにできる卵料理をぜひ取り入れてみてくださいね。