こもれび森の診療所 | 診療内科・精神科・うつ・適応障害・睡眠障害・発達障害・パニック障害などココロの悩みに応えます。

運動にはすごい効果がいっぱい!

新型コロナウイルスの影響で生活が大きく変化し、うつ病になる人が増えています。

実は、うつ病の予防や改善には、運動がとても効果的。薬と同じ程度か、それ以上の効果が認められるという研究もあります。

運動のメリットは、からだの健康やダイエットだけではありません。運動することで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるので、明るく穏やかな気持ちになります。

また、運動には若さを保つ効果があります。運動すると成長ホルモンが分泌され、傷ついた細胞が修復されたり、新陳代謝が活発になったりするからです。

きつね

ボクは夜にいっぱい運動するよ

成長ホルモンの分泌は、10代がピーク。若い人の肌にハリやツヤがあるのは、若いからではありません。成長ホルモンがたくさん出ているからです。

成長ホルモンを分泌させるためには、睡眠と運動の2つが必須。ですが、睡眠によって分泌される成長ホルモンには限界があります。

もっとたくさんの成長ホルモンを出したいなら、運動するしかありません。運動は、すればするほど分泌されると考えて良いでしょう。

うさぎ

若さを保ちたいから頑張って運動しなきゃ!

ここからは、具体的な運動方法についてご紹介しますね。おすすめは、次の3つです。

  1. ウォーキング
  2. エアロバイク
  3. エアロビクス

ウォーキングは、いつでもどこでも気軽にでき、自分の体力に合わせて行えるのがメリットです。少し速めに歩いて1日20分ウォーキングするだけで、健康のために必要な最低運動量はクリアできますよ。

室内でできるエアロバイクもおすすめ。気力がなくて外出できなかったり、真夏や雨の日などは外に出たくても難しかったりしますよね。

エアロバイクなら、自宅でかんたんに取り組めるでしょう。家庭用のマシンは、1〜2万円程度で購入できます。折りたたみ式や小型タイプもあるので、スポーツクラブにわざわざ入会する必要もありません。

バイクをこぐ途中で、6〜30秒ぐらいの全力疾走を数回入れるのが、運動効果を高めるポイントです。

りす

わたしは危険感じたら疾走するの!

ウォーキングやエアロバイクは単調で続かないという方には、エアロビクスがおすすめです。

音楽のリズムに合わせて踊るので、爽快感があり楽しく運動できるでしょう。スポーツクラブ以外にも、市町村の体育館などでも行われています。

また、あえて運動のための時間を作らなくても、通勤時間に1日20分速歩きできればOKです。駅でエスカレーターを使わず階段で昇り降りすると、平地を歩くのに比べて2〜3倍の運動量がありますよ。

運動はからだの健康に良いだけでなく、こころの安定や若さまで保つすごい効果があります。ぜひ、今日からあなたが続けやすい方法でチャレンジしてみてくださいね。