「朝は頭がぼーっとする」「スッキリ目覚められない」
毎朝仕事に行くのがおっくうで、憂うつな気分になっていませんか？せっかくの休日もなかなか動く気になれない、という方もいるでしょう。

朝に短時間の散歩をするだけで、あなたの人生が変わります。うつ病などのメンタル疾患が治りにくい人には、起きる時間が遅いという特徴があります。

最近ちょっとうつっぽいというレベルの人でも、朝散歩することで意欲がわいて、元気に過ごせるようになるでしょう。朝散歩は、心とからだが健康になるすべての要素を含んでいるからです。

朝散歩が効果的な理由は、次の3つです。

1. セロトニンが活性化する
2. 体内時計がリセットされる
3. ビタミンDが作られる

朝散歩すると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌量が増えます。セロトニンは、朝に太陽の光を浴び、規則的なリズムを刻む運動によって活性化するからです。

セロトニンは、気持ちを穏やかにさせてくれる脳内物質。セロトニンの分泌が少ないと、うつ気分になったり、イライラしやすくなったりします。

セロトニンを材料に、自然な眠りへ誘う「睡眠ホルモン」メラトニンも作られます。夜はぐっすり眠れ、スッキリ目覚められるようになるでしょう。

そして、朝散歩すると体内時計がリセットされます。体内時計をリセットするには、朝太陽の光を浴びることが効果的だからです。

人の体内時計は、24時間と10分程度。体内時計をリセットしないと、毎日ちょっとずつ寝つく時間が遅くなって、いつのまにか昼夜逆転してしまいます。

また、朝散歩するとビタミンDが作られます。ビタミンDは、骨を丈夫にするホルモン。食事からも摂れますが、必要量の半分は皮ふに紫外線を当てることで生成できます。

女性なら紫外線を浴びるとシミなどの原因になる、と気にする方も多いでしょう。でも、朝は太陽の光も比較的弱いので、健康に良い日光浴と考えてくださいね。

朝散歩は、起きてから1時間以内に15〜30分行うのが理想的です。健康な人なら約15分、うつ病などの方は約30分を目安にしてください。

ジョギングする必要はありません。大事なのは、歩く時のリズムだからです。ちょっと早歩きで軽快に散歩するとさらに効果がありますよ。

朝散歩は毎日行うのがベストですが、週1回でも大丈夫です。どうしても歩くのがつらいなら、バルコニーに出たり窓から顔を出したりして、太陽の光を浴びることから始めてみましょう。

朝散歩を習慣にすると、あなたの人生が変わります。明るい気分で毎日を過ごすために、ぜひ実践してみてくださいね。